「四国の頂点は誰か!」
会場の大型スクリーンに映し出されたキャッチフレーズ。しかし、それは、いちブロック大会の王者になることを意味するだけではなくなりつつある。
現在、四国地区は精力的に強化稽古を行うなど、地区全体で熱を帯びている。昨年は野本尚裕、逢坂祐一郎、前川憲司といったワールドカップ日本代表メンバーも輩出した。
そんな同地区の勢いに感化されたかのように、今大会にも、関西をはじめ各地から多くの選手が参戦してきた。もはやブロック大会という枠を超えた舞台として注目を集めているのだ。
四国の頂点に立つことは、全日本レベルで通用する実力を備えていることの証明、さらには、必然的に世界との闘いを期待されると言える。
ウエイトトレーニングなどで基礎体力を強化し、今大会に臨んだという辻は、初戦から得意の下段と、最後まであきらめない心のを強さを武器に優勝した。王者になったことで、ウエイト制でも有力選手の1人となった。 |