感謝と初心を忘れない
この度は、新極真会三好道場初段の許しをいただき本当にありがとうございました。
僕は空手が大好きです。
でも、空手で悲しい事や悔しさ、苦しい事がたくさんありました。
稽古をがんばっているつもりでも、思ったような結果につながらなくて、大好きな気持ちで空手に向き合う事ができずに、気持ちが折れそうになった事もありました。背を向けて逃げても弱い自分が大きくなるばかりで、どうして良いか分かりませんでした。
稽古が大切な事は分かっているつもりでしたが、今思えば、弱い自分がその気持ちと向き合わずに見て見ぬふりをしていたと思います。
気持ちが空回りする僕を、父がウエイト制や全日本大会に連れて行ってくれました。そこで見た活躍する選手達はオーラがあり輝いて見え、迫力のある試合の連続に、食事も時間も忘れて観ていました。
そして僕は、空手が大好きだった頃を思い出し、新たな目標ができました。そして、今必要な事は自分を信じて稽古するしかないと分かりました。目標に向かってコツコツ基本稽古を繰り返したり、あこがれの選手や、強い空手家の技をまねして練習の中に取り入れ、少しずつ試合の中でも使えるようになり、自信が持てるようになりました。
今まで三好道場で空手を学び続けた事で、喜びや達成感、そして体力やすぐに折れない心の強さも得る事ができました。大会等に遠征していると、県外のライバル達や先輩などと交流を持ち、空手でつながる絆ができました。学校の友達とはまた違って、お互いの良さを認めて高めあえる友達もできました。空手をやっていなければ出会えなかった県内外の方々と知り合えて本当に良かったと思います。
身近な四国や岡山には、全日本や世界大会でも活躍される先輩方がたくさんおられ、強化稽古などで胸を貸していただき、すごく勉強になりました。各種大会などでもお会いする事で、アドバイスもいただき本当にうれしく感謝しています。
最後になりましたが、稽古中はとても厳しいですが、温かい心で見守って下さっている三好師範をはじめ、選手稽古で技の指導や試合への取り組み方、練習方法の基本をいつも教えて下さる竹澤師範代、やさしくていねいな指導で塚ノ原支部に入るきっかけや、空手の基本を教えてくれた友草先生、一緒に稽古する大切な仲間達、10人組手の相手をして下さった先輩方や応援して下さった皆さん、そして両親、お姉ちゃん、家族、今まで僕を支えていただいた皆様に本当に感謝しています。 ありがとうございました。
昇段審査で三好師範からいただいたお言葉に恥じないようにこれからも初心を忘れる事なく、三好道場の黒帯として責任を持ち、今まで以上に稽古をがんばって行きますのでご指導をよろしくお願いします。 押忍
新極真会高知支部三好道場
西尾総悟
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