「あきらめない」
「逃げない」
「くじけない」心を!
第26回オープントーナメント全四国空手道選手権大会が盛大に開催されましたことを心からお慶び申し上げます。
ご高承の通り、空手道は、武道の神髄を求め、真剣勝負の「一撃必殺」の魅力と長年にわたる空手道関係者のご努力により、今や広く世界中に普及発展して参りました。
私は、柔道家から格闘家(プロレスラー)へ進み、今は政治家として、国家国民のために闘っておりますが、常に「武道の心」を糧として、闘う人生を歩んできました。
「物豊かにして心貧しき時代」と言われ、倫理道徳の退廃、自他の尊厳の欠如、社会規範意識の低下が憂えられている昨今、特に次代を担う青少年には「武道の心」を教え、「活力ある心豊かな社会」を築く礎としなければなりません。
大会実行委員長三好一男先生の、空手一筋にかけた情熱と高潔な人格、卓越せる指導力によって、優秀な門下生を数多く輩出され「三好道場」の名を全国にとどろかしています。
本日、大会に出場される諸君は、小さい頃から、「礼に始まり礼に終わる」空手道の厳しい血と汗と涙の修行を積み重ね、勝ち抜かれてこられた思います。
人間誰しも初めから強い人はいません。自分よりも強い人に何度も立ち向かって、打ちのめされ、それでも「あきらめない」「逃げない」「くじけない」で不屈の挑戦をすれば、やがて自分も強くなり、勝つことができるのです。
もちろん勝ち負けだけがすべてではありません。空手道を通じて、「心」「技」「体」の三位一体を磨くことにより、強靭な体と勇気と思いやりと正義感を持った情操豊かな人間となることができるのです。
選手諸君には、日頃の練習の成果を力一杯発揮し、正々堂々の熱戦が展開され、観る人に感動を与えられるよう期待いたします。
終わりに、本大会のご成功とNPO法人全世界空手道連盟新極真会三好道場の益々のご隆盛と選手諸君のご検討をお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせて頂きます。 |