新極真会 愛媛支部三好道場
昇段審査合格者
 伊東信二

(昇段日 2009年3月18日)


 この度は昇段の機会を与えて頂き、そして昇段をお許し頂き誠に有り難うございました。
 私が空手に興味を持ったのは、小学時代に読んだ漫画「空手バカ一代」で極真カラテの存在を知り、いつかは自分も空手を始めたいと思いながらも勇気やチャンスがなく、数十年の時が経過してしまいました。
そんな時に自分の仕事場でお見かけした、筋肉質で小麦色に焼けた肌、見るからに強そうに見えた人物が愛媛支部、野本師範代でした。
野本師範代の会社の方に訪ねると。「空手をやっていて、全国で活躍されている方ですよ。」と言うお話を聞き、幼い頃から想い続けた空手を思いだし、空手をするなら今しかないと思い、年齢も41歳を越えていましたが意を決して門戸を叩きました。
 空手を始めてみるとその運動量、組手の凄さに驚き「本当に自分もやれるのか。」と思いましたが、やはり稽古をやってみると想像をこえた凄まじさでした。そんな事もありましたが、道場生の方々と稽古を重ねるたびに自信が付き、弱音を吐かず自分自身に負けたら生涯に悔いを残すと思い我武者羅に稽古を頑張ってきました。そんな苦しい稽古にも耐えることが出来たのも、三好師範のお言葉で「新極真会の黒帯の金筋は筋金入りの男の証し、だから黒帯をとるまでは苦しくても辛くても諦めるなよ。」というお言葉を頂き、自分も絶対黒帯を貰うまでは諦めないと心に誓い頑張ることができたと思います。
 審査当日は、精一杯やったつもりですが、自分なりの課題も多く見つかりました。10人組手は緊張のあまり身体が動かず、相当厳しいものとなりましたが、三好師範や皆様の応援もあり、また自分が心に決めて臨んだ「死んでも絶対に黒帯をとるぞ。」を胸に最後まで諦めることなく立ち続けることができました。10人組手を完遂した時の達成感は何事にも換え難いおもいでした。
 この昇段を機に一から出直し、帯に恥じない人間になり道場内だけではなく新極真会のためにも微力ながら協力していきたいと思います。
 最後になりますが昇段審査のお許しを頂きました、三好師範、そして野本師範代をはじめ10人組手のお手伝いをして頂きました先輩方々や道場生、また応援していただきました保護者の皆様方、誠に有難うございました。 押忍